科目名 □離散数学Ⅳ−A
担当教員   相 利民     
対象学年   2年   クラス   [183]  
講義室   12109教室   開講学期   後期  
曜日・時限   水1   単位区分   選択  
授業形態     単位数   2  
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

離散数学Ⅲ-Aに引き続き、離散数学Ⅳ-Aにおいては数理論理について学ぶ。数理論理の主な内容は、命題と表現、論理演算子、論理式、恒真式と恒偽式、双対と標準形、命題論理の証明理論、述語論理の概念、冠頭標準形、述語論理の証明理論等内容的に多岐に渡っている。これらの項目を限られた時間内に理解し、応用力をつけるためには実際に自分の手で演習問題を解くという作業が不可欠である。この科目では数理論理の各項目について講義と演習を行うことにより、数理論理の内容をより深く理解させ、応用力を身につけさせる。  

講義計画 /Class Structure

内容
1 命題と論理演算子
命題,真理値,否定,積(連言),和(選言),条件文,双条件文
2 命題論理の論理式
命題論理式,解釈(付値),同値,部分論理式
3 恒真式と他の演算子
恒真式,含意,対偶,排他的な和,否定条件文,否定積,否定和
4 双対
双対,否定と双対の関係
5 標準形
積和標準形,和積標準形,完全積和標準形,完全和積標準形
6 命題論理の証明理論
推論,前提規則,恒真規則,累加前提規則
7 第1回小テストと復習
第1回〜第6回の内容に関するテストを行い、必要に応じて復習を行う。
8 述語論理の概念
述語記号,述語関数,合成述語関数,全称記号,存在記号
9 束縛変数と自由変数
論理式,束縛変数,自由変数,閉論理式,適用範囲
10 量化記号に関する等式
量化記号と否定の間の関係,量化記号の適用範囲の拡張と収縮,量化記号に関する等式
11 量化記号に関する含意式
量化記号に関する含意式,連続した量化記号
12 冠頭標準形
冠頭標準形,冠頭積和標準形,冠頭和積標準形
13 述語論理の証明理論
UI規則,UG規則,EI規則,EG規則
14 第2回小テストと復習
第8回〜第13回の内容に関するテストを行い、必要に応じて復習を行う。
 

学習・教育目標/Class Target 1. 論理学についての基礎的な事項を理解している。
2. 命題論理に関する問題を解くことができる。
3. 論理学における証明理論を理解している。
4. 述語論理に関する問題を解くことができる。  
評価基準/GradingCriteria 秀:上記の項目について総合的に90%以上を満たす。/優:上記の項目について総合的に80%以上を満たす。/良:上記の項目について総合的に70%以上を満たす。/可:上記の項目について総合的に60%以上を満たす。  
評価方法/GradingMethod 定期試験60%、小テスト16%、毎回の演習課題24%を統合して評価する。  
受講上の注意/Class Rules できるだけ予習して、授業内容について必要なメモをとり、整理復習すること  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class 離散数学(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ−A)、データ構造とアルゴリズム(Ⅰ,Ⅱ)、情報回路  
教科書/Text
著者名 牛島和夫 編著、相利民、朝廣雄一著  
著書名 離散数学  
出版社名 コロナ社  
ISBNコード 4-339-02715-4  
指定図書/Assigned Books
著者名 Seymour Libshutz  
著書名 マグロウヒル大学演習 離散数学  
出版社名 オーム社  
ISBNコード  
著者名 柴田正憲、浅田由良  
著書名 情報科学のための離散数学  
出版社名 コロナ社  
ISBNコード  
参考文献/Bibliography
著者名 守屋悦朗  
著書名 コンピュータサイエンスのための離散数学  
>出版社名 サイエンス社  
ISBNコード